数えきれないほどのコスメが並ぶ今、
「どれが一番いいか」よりも、「どれを選びたいか」で選ばれる時代になっています。
ここで重要になるのが、ブランド戦略です。
たとえばCHANEL。
シンプルなロゴ、統一された配色、ぶれない世界観。
それらはすべて、「CHANELを持つ自分」という体験をつくるために設計されています。
成分や価格だけでなく、“記号としての強さ”がブランド価値を支えているのです。
一方、近年のコスメ業界で存在感を増しているのが、
発酵系・ナチュラル系といった「思想を持つブランド」。
派手さや即効性よりも、
・肌本来の力を引き出す
・長く使い続けられる
・環境や社会との関係性を大切にする
といった価値観に共感が集まっています。
これは単なるトレンドではなく、「どう生きたいか」を映す選択とも言えるでしょう。
ラブトゥが大切にしているのも、まさにこの視点です。
発酵という“時間を味方にする美容”を軸に、
肌へのやさしさだけでなく、地球や社会との循環まで考える。
パッケージや世界観も、「目立つため」ではなく、
手に取る人の暮らしに静かに溶け込むことを意識しています。
交換式容器やエコ素材の採用も、ブランドとしての意思表示のひとつです。
売れるブランドと、愛され続けるブランドは違う。
ラブトゥは後者でありたいと考えています。
流行を追いかけるのではなく、
肌と向き合う時間や、選択の背景にある想いまで含めて寄り添うこと。
それが、これからのコスメブランドに求められる
“戦略としてのやさしさ”なのかもしれません。